最近、ゴールデンウィークを地域ごとで分散化する案があるというニュースを耳にしまして、いい案だと。
どうもフランスの仕組みに倣っているらしく…
フランスに5ヶ月、留学生として住んでいましたが、そんな仕組みがあることは知りませんでした。ただ、よく言うようにフランスは休みが多かったです。
私がフランスで体験した「休み」は3つ(だったはず)。
①Toussaint
tous + saint 日本語で「諸聖人の日」
カトリックの祝日で、聖人がみんな集まる日らしいです。日本も10月には神様が集まりますね、休みにはならんけど
その諸聖人の日の前夜祭がハロウィンらしい。
この祝日にあやかって(?)、丸1週間授業が休みだったので、私はイタリア周遊の旅に出ました。
②Noël
クリスマスです。フランスのクリスマスを舐めてはいけません。ハロウィンが終わってから2ヶ月以上続きます。クリスマスマーケットとか場所によっては1月入ってもやってたもんな(私が住んでいたグルノーブルでは、クリスマスイブで終わりました)
クリスマスの雰囲気としては、聞いていた通り日本の恋人同士のロマンティックなものではなく、家族で過ごすお正月のようなものでした。
イメージとして、クリスマスイブが大晦日で、クリスマスが元日という感じ。
日本人が大晦日やその数日前からおせちの用意をするのと同様に、フランス人はクリスマスに向けて料理の用意や買い出しを大晦日までに済ませます。
私もフランスのクリスマスを味わいたかったのですが、寮なのでホストファミリーもおらず、フランス人の友人やヨーロッパからの留学生は皆実家に帰ってしまったので、極東Japanから来た日本人で集まって寮でクリスマスパーティーをすることにしました。
ですが、私たちは完全に日本人の感覚のままクリスマスを迎えてしまったので、当日買い出ししてパーティーしようなんてもんは、フランスでは通用しません。
店全部閉まってました。
街は日本の元日のような静けさで、ゴーストタウンのように人は出歩いておらず、唯一開いていた近くのデカいスーパーも、品揃え悪すぎ&お酒販売なしで、思うように買い出しできず。街の端から端まで移動して探し回ってようやく見つけたオアシスでワインなどを購入し、約5時間に渡る買い出しが終わりました。
楽しくクリスマスパーティーをした次の日からは、フランス周遊の旅に出ました。
③お正月
前2つはフランス語で書きましたが、元日とかなんて言うんやろう、レベルです。
日本では、クリスマスが終わった瞬間に一気に年末ムードに切り替わりますが、前述の通りフランスではクリスマスの余韻が残っています。
我々日本人にとって、クリスマスは言っても普通の平日だし、フランスのお正月はお祝いはするけど店は普通に開いているのかなと思っていましたが、全然クリスマスのときと同じ雰囲気でした。めっちゃ休むやん。まあ2日からは徐々に動き出すって感じだったかな。
ちなみに私は年越しの瞬間、アヴィニョンにおり、日本の年越しの時間(フランスでは大晦日の16時)は家族と電話して一足早く年越しを感じました。
フランスの年越しの瞬間は、宿の外から聞こえてくる爆竹の音を聞きながら、パリのカウントダウンの中継を見ていました。派手すぎるぜ。
以上3つが、私がフランスで経験した主な祝日です。
他にも、ラクレットを食べたりgalette des roisを食べたり、季節を感じるようなイベントはありますが、大きい祝日はこんなもんだったかな。
GWのことを書こうとしてたのにだいぶ逸れてしまいました。
GWのことはまたの機会に書きますかな。
では。